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西山寛紀 個展 “THERE” ➀

みなさん、こんばんは。

7gallery(セブンギャラリー)の水野です。

10月に入ってから雨模様ということもあって、京都は少しずつ涼しくなってきています。

みなさんはいかがお過ごしでしょうか。

はじめに

先日、京都の東福寺に行ってきました。

目的は「庭」です。

東福寺の庭は、重森三玲(しげもりみれい)によって1939年に完成しました。

重森三玲ってどんな人?

昭和を代表する作庭家です。日本美術学校で日本画を学び、いけばな、茶道を研究し、その後庭園を独学で学びました。

こちらは南庭です。

床に腰かけてゆっくり鑑賞することができます。

こちらは東庭です。

円柱は北斗七星を表しています。

こちらは北庭です。

切石を再利用して作られています。

市松模様になっています。

苔と石のコントラストがとても美しいです。

僕の中で京都で好きな場所ベスト10に入ります。

京阪電車、JR東福寺駅より徒歩約10分でアクセスしやすい場所にあります。

気になった方はぜひ、行ってみてください。

さて、今回のBlogでは、現在開催中の展示について書こうと思います。

西山寛紀 個展 “THERE”

会期は9月28日(土)~10月24日(木)です。

西山寛紀さん プロフィール

1985年生まれ。東京を拠点に活動するイラストレーター。多摩美術大学大学院修了。対象を色面構成で絵画的にとらえる表現を得意とし、幅広い媒体でイラストレーションを手がける。最近の仕事にCONVERSE シューズカスタマイズデザイン、良品計画「MUJI WALKER」商品告知ビジュアル、新宿ルミネ1ウィンドウアート、資生堂150周年「A BEAUTIFUL JOURNEY」SHISEIDO THE STORE店内リーフレット、UNITED ARROWSとのコラボレーションなどがある。作家活動では、主に日常を題材にした絵画を制作し、国内外で展覧会を開催している。

アーティストステートメント

自分の創作は、日常生活での素朴な感動から着想を得ています。今回の展示での作品は、多くの作品が「場所」というテーマから派生して制作されています。場所にまつわるものやこと、人の行為。それらを絵を通して再解釈する面白さに魅力を感じて制作しました。会場では、キャンバスに描いた原画やジークレープリントに加え、シルクスクリーンで印刷した本展の告知ポスター、ピンバッジなども販売します。

展示作品のご紹介

作品を何点かご紹介していきます。まずは原画からです。

「OPEN THE DOOR」

コチラの作品は展示のメインビジュアルにもなっています。

acrylic(アクリル)on canvas H530mm×W410mm

アクリル絵具って何?

アクリル絵の具は、水彩絵の具のように乾くまで時間がかかることがありません。空気中の湿気や温度にも影響を受けにくく、乾燥が早いのが特徴です。また、耐水性にも優れており、乾燥後は水に強く、また耐光性や耐候性にも優れています。そのため、屋外での制作や壁画、家具などにも使用されます。

「READY TO GO」

acrylic on canvas H728mm×W515mm

「GO THERE」

acrylic on canvas H606mm×W727mm

「CANDLE」

こちらの作品含めて、今からご紹介していくのは全てジークレーです。

ジークレーとは?

ジークレーとは、インクジェットプリンターで印刷された作品のことです。非常に高い解像度で印刷することができるのが特徴です。ジークレー印刷では、細かい線や点、または小さなテキストなど、非常に複雑なデザインやイメージを正確に印刷することができます。また、色の再現性が非常に高いことも特徴の一つです。

Giclee Print H420mm×W297mm

エディションは20です。

エディションとは?

エディションは、美術作品の中でも限定版に対して付けられる、作品の枚数を示す番号です。版画、リソグラフ、シルクスクリーンなどのプリント作品に使用されます。また、エディションナンバーは、版から印刷された各作品に対して、裏やマットの下、または作品の中央下部分に印刷されるか、手書きで書き込まれます。枚数は、アーティスト自身やギャラリーによって決められます。

「MOBILE」

Giclee Print H420mm×W297mm

「CHEERS」

CHEERSはパーティーや食事の際に、グラスを持ち上げて「乾杯する」という意味です。

Giclee Print H420mm×W297mm

グラスに顔が写り込んでいて、とてもリアルです。

「BLOWING IN THE WIND」

Giclee Print H594mm×W420mm

ご紹介したジークレーは額装はナシになります。

最後に

僕が思う西山作品の魅力は以下です。

何気ない日常をテーマにしながらも、着眼点が秀逸で新たな発見をもたらしてくれる。

シンプルで無駄のない構図が、直感的に誰にでも分かりやすい。

センスの良いカラーリング

西山寛紀さんの個展は京都では初となります。

ぜひ、作品を直接見にいらしてください!お待ちしております。

展示に関するお問い合わせは、下記のアドレスまでお気軽にどうぞ。

7gallery メールアドレス ➝ 7gallery@fujiidaimaru.co.jp

次回のBlogではグッズをご紹介します。

水野

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