みなさん、こんばんは。
7gallery(セブンギャラリー)の水野です。
はじめに
今回の記事では、現在開催中の展示について詳しくご紹介していこうと思います。
展示の会期は4月8日(土)~27日(木)までです。
以下はunpisさんからのコメントです。
“アニメーションをテーマに背景や字幕、ストーリーのある絵を展示します。
「PLAY ALL」というタイトルには、“全て再生”と“全ては遊び”という2つの意味を込めました。
グラデーションなど新しい表現にも挑戦しています。”
unpisさんのプロフィール、展示作品の順にご紹介していきます。
unpis(ウンピス)さん プロフィール
福島県いわき市生まれ。武蔵野美術大学基礎デザイン学科卒業。広告、書籍、パッケージ、壁画などのイラストを中心に様々な分野で活動中。ニュートラルな線とかたち、少しウフフとなる表現を心がけています。
展示作品のご紹介
「もうすこしここにいよう」
コチラの作品は展示のメインビジュアルにもなっています。
アクリルガッシュとは?
アクリルガッシュは、アクリル樹脂を主成分とする水性絵具の一種で、特に紙やキャンバスなどに描画する際に使用されます。透明感のある軽いタッチで描くことができる特徴があります。柔軟性があり、また、耐光性や耐水性が優れているため、アクリルガッシュを使用して描かれた絵画作品の耐久性は高いとされています。また、混色によって無限に色合いを増やすことができるため、作品の表現力を高める事ができます。
"GO AWAY"は、直訳すると「去ってください」という意味です。一般的には、相手を追い払う、邪魔されたくない、話題を変えたいなどの場合に使われます。
色々なストーリを想像してしまいますね。
「see you again.」
unpisさんの作品は、情報量が極力削ぎ落とされたニュートラルな表現が特徴的です。
作品が細部まで具体的に表現されていないため、鑑賞者は自分自身の知識や感性に基づいて作品を受け止め、意味を解釈することになります。
作品を観る事によって、より深い思考が生まれると言っても良いかも知れません。
「Where will you go?」
"Where will you go?"は、「どこに行くつもりですか?」という意味です。
グラデーションがとても美しいです。
「木々」
今回の展示で唯一のキャンバス作品です。
この作品の背景はunpisさんがtwitterで説明をしてくださっています。
この前箱根で林道を歩いた時、木々のレイヤーが自分の移動に合わせてチラチラと動くのがおもしろかったのでこれを描きました
— unpis (@unpispeace) April 9, 2023
見る角度によって背景の色が変わります https://t.co/05CXh9RCYg pic.twitter.com/84dBdLSX4n
作品も見る角度によって、キラキラします。
「rocks」
ゴツゴツした岩と女性の柔らかそうな衣服の対比がとても面白い作品。
「spray」
消してしまいたい過去や黒歴史?
普段の自分は仮の姿で、本当の自分をカモフラージュして生活している。(誰にも見せていない裏の顔がある)
など、色々考えてしまう作品です。(僕の解釈は同一人物だという前提ですが)
左側の人の表情に強い意志を感じるのは僕だけでしょうか?
シルクスクリーン
2種類あります。
シルクスクリーンとは?
シルクスクリーン(英: silk screen)は、版画技法の一つで、細かい絹糸目を張った枠にインクを押し付けて紙や布に印刷する方法です。この技法は、印刷物の多くに使用されています。単色の印刷から多色の印刷まで、非常に多彩な表現が可能です。また、輪郭がはっきりしたデザインや、文字を印刷することにも適しています。印刷物の大きさも、小さいものから大きいものまで幅広く対応できます。
エディションは20です。(エディションナンバーはお選びいただけません)
エディションナンバーとは?
エディションナンバーは、美術作品の中でも限定版に対して付けられる、作品の枚数を示す番号です。版画、リソグラフ、シルクスクリーンなどのプリント作品に使用されます。また、エディションナンバーは、版から印刷された各作品に対して、裏やマットの下、または作品の中央下部分に印刷されるか、手書きで書き込まれます。枚数は、アーティスト自身やギャラリーによって決められます。
額もとても素敵です。
実は、unpisさんと一緒に展示の設営をさせていただいた際、見たことのない額でしたので、びっくりしてどこで購入されたのか?をお聞きしました。
twitterでも説明してくださっています。
ご質問多かったので…
— unpis (@unpispeace) April 9, 2023
シルクスクリーン作品を入れている額は
『MOEBE(ムーべ)』というプロダクトブランドのものです🖼
両面透明なので作品の入れ替えがしやすく、額を構成しているゴムを使って壁にかけられるのでミニマル&便利です!オススメ pic.twitter.com/QClxXd0Kra
僕も早速購入しました!!
まだ額装出来ていない作品、写真、子供の描いた絵を飾るか思案中です。
届くのがとても楽しみです。
こちらの額を使う事で…。
フレームに収納できるゴムを引っ張って掛けるだけで簡単に設置できます。
釘1本で取付する際の穴が小さくて済むので、賃貸住宅等でも安心して使用できます。
アート作品以外に、子供が描いた絵や写真を飾ることができます。
シンプルなデザインなので、どんな作品にも合います。また飾る部屋も選びません。
気になられた方はこちらからどうぞ。
さらに展示を楽しむ方法
実は今回の展示では、unpisさんのアイデアでフォトスポットをご用意しています。
ギャラリーの壁面にカッティングシートで人影が貼付されています。
カッティングシートって何?
カッティングシートは、一般的には自己粘着性のある薄いフィルム状の素材で、カッタープロッターと呼ばれる機械でカットされ、文字や図案を作成するために使われます。非常に薄い素材であるため、貼り付けた表面との境界がほとんど見えないという特徴があります。
ズームするとこんな感じです。
彼の隣に立って、ぜひ写真を撮ってみてください。
撮った写真はSNSであげてくださっても大丈夫です!
お一人で来られた方で写真を撮りたい方は、お気軽にスタッフまでお声掛けください。(遠慮は要りません)
最後に
ご紹介した作品は一部になります。
7galleryでは初の展示となるunpisさんの個展にぜひ、いらしてください!
お待ちしております。
展示に関するお問い合わせは、お気軽にどうぞ。
7gallery メールアドレス ➝ 7gallery@fujiidaimaru.co.jp
電話番号 ➝ 075-221-8181(藤井大丸代表)
水野