みなさん、こんばんは。
7gallery(セブンギャラリー)の水野です。
暑い日が続いていましたが、ここ数日かなり涼しくなってきた気がします。
いかがお過ごしでしょうか。
僕は帰宅後によくランニングをしているのですが、その日はやけに月が明るいなーと思い、気になって調べてみたところ、"スーパーブルームーン" の日でした。
スーパーブルームーンとは?
1年で月が最も地球に接近し、普段より明るく輝いて見える「スーパームーン」と、ひと月に2回目の満月となる「ブルームーン」が重なったのが、「スーパーブルームーン」です。
めちゃくちゃ綺麗に撮れて、ビックリしました。
はじめに
昨年に引き続き、国際アートフェア「UNKNOWN ASIA」が今年も開催されました。(※9/17で閉幕しています)
UNKNOWN ASIA(アンノウン アジア)とは?
UNKNOWN ASIAは、日本とアジア各国からアーティストが大阪に集う国際色豊かなアートフェアです。 2015年にアーティスト主体のアートフェアとして始動し、 2019年からグランフロント大阪ナレッジキャピタルコングレコンベンションセンターに会場を移して開催。2022年は3日間延べ10,118名が来場され、西日本最大級のスケールで開催されるアートフェアとして認知が高まっています。UNKNOWN ASIAでは多様なマッチングの機会を提供し、アーティストの持続的な活動をサポートしています。アーティスト、ギャラリー、コレクター、企業、ファンなど、幅広い出会いがあることが特長のひとつ。各国のギャラリストやクリエイティブのプレイヤーが名を連ねる審査員とレビュアーを総勢200名以上招聘し、プレビューではそれぞれの視点で審査をおこない、ベストチョイスをセレクトします。また、コレクターや来場者が多数来場され、作品の魅力をダイレクトに伝えることで、毎年多くの作品がコレクションされています。そして、UNKNOWN ASIAを機に飛躍を遂げ、国内外のギャラリーでの展覧会やアートフェアに出展して活躍するアーティストが続々と生まれています。(公式HPより 一部抜粋)
UNKNOWN ASIAとのかかわりについて
僕は2021年からレビュアーとして参加させていただいています。
レビュアーって何?
アートフェアのレビュアーは、フェアにおいて展示される作品を評価し、批評する役割を担います。また、情報や評価をアートフェアの参加者や興味を持つ人々に提供することも重要な役割です。
レビュアーは全出展者の中から1名を選出し、レビュアー賞を贈呈するルールなのですが、2021年はバンコクとアメリカに拠点を置き、活躍をするアーティスト Jackkrit Anantakul(ジャクリット・アナンタクル)氏に賞を贈呈させていただきました。
残念ながらコロナ禍という事もあり、来日ができず、ご本人にはお会いできませんでした。
2022年にもレビュアーとして同フェアに参加させていただき、その際にレビュー賞を贈呈させていただいたのが、今年の5月に7galleryで展示をしていただいた Chari(チャリ)さんになります。
Chariさんの展示に関しては、コチラの記事で詳しくご紹介していますので、ぜひ合わせてご一読ください!
今年のレビュアー賞は?
今年、僕が賞を贈呈させていただいたのは久保木要(くぼきかなめ)さんです。
久保木さんのプロフィールです。
陶やアクリルを用いて、「未知の痕跡」をテーマに立体物を制作しています。
陶による立体物は、出土した土器が割れた状態であることを模し、幾つかのバラバラのパーツを組み上げると、ひとつの形になります。立体物を組み上げる動作を通して、物体には残らない記憶を保存したり、呼び起こす機能を持った道具としてのオブジェクトです。アクリル板を幾層にも貼り合わせたオブジェクトは、内部のパーツが外側の動きに従い稼働し、「音」や「光」の動きを発生させます。これらは、「音」や「光」を発生させることで目に見えない存在を認識する、呪術的道具の機能を模しています。
いずれも人の動きが介入することを前提とした構造を持ち、物体に触れる中で、造形物の持つ影と光、動きや音を手がかりに、私たちの内に残された形を持たない痕跡の存在を想起させる道具について考えています。(UNKNOWN ASIA HPより抜粋)
画面で作品を見るより、実物はとても重厚感がありました。光が透過する事で出来る影が美しく、計算し尽くされた完成度の高い作品に驚きました。「未知の痕跡」という一貫したテーマから生み出される久保木さんの作品に、今後も注目していきたいです。
久保木要さんのInstagramはコチラです!
水野