こんばんは。
7gallery（セブンギャラリー）の水野です。
日中も寒くなってきましたね。
みなさま、時節柄、どうぞご自愛くださいませ。
ところで先日、仕事で東京へ出張に行っていたのですが、商談の合間に見てきましたよ。
大竹伸朗展に行ってきました。
日本を代表する現代美術家の大竹伸朗氏の個展です。
大竹伸朗とは？
大竹伸朗は現代アーティストで、1955年に東京都で生まれ、武蔵野美術大学造形学部油絵学科を卒業しました。80年代初頭から、絵画を中心に音や写真、映像を取り込んだ立体作品など、多様な表現をしています。彼の作品には社会問題や現代社会に対する批判や提言が含まれていることが多く、社会派アーティストとしても知られています。
東京国立近代美術館で来年の2月5日（日）まで開催しており、約500点の作品が展示されています。（※現在は終了しています）
個人的には、インスタレーションとコラージュがすごい迫力で驚きました。
インスタレーションとは？
インスタレーションは、空間や環境を活用した、美術作品やパフォーマンスアートの一形態です。言い換えると、空間演出とも言えます。具体的には、美術館やギャラリー、公共空間や商業施設、劇場やイベント会場など、あらゆる場所で行われることがあります。また、立体的な作品だけでなく、音や映像、光など、多様な表現方法が用いられます。インスタレーションは、観客が作品と一体となって、空間や環境との関係を楽しむことができるという点で、従来の美術作品とは異なる魅力があります。
コラージュとは？
コラージュとは、切り貼りや重ね貼りなどを用いて、新しいイメージを作り出す、美術の手法です。フランス語で「貼り付けること」という意味があります。紙や布、写真、テキスト、オブジェなど、様々な素材を用いて作られます。デジタル技術を用いたコラージュが行われることもあります。
展示作品点数も多く、僕は駆け足で鑑賞したのですが、約1時間かかりました。
ご興味のある方で、東京に行かれる機会があれば、ぜひ。
可能であれば、時間に余裕を持って鑑賞される事をオススメします。
それではここからが本題です。
今回のBlogも村田奈生子さんの展示について書こうと思います。
村田奈生子さん プロフィール
コラージュを基に、時間をテーマとしたアクリル画を制作されています。
村田さんの展示に関する記事はこちらになりますので、よろしければ合わせてご一読ください！
それでは、今回は立体作品をご紹介していきましょう。
ex-Teddy bear の正体とは？
みなさま、こちらのテディベア、何で作られているか？分かりますでしょうか。
実はこちらのベア、後ろに写っている作品「Pasroke 31」制作時に使用した”マスキングテープ”のみで作られているんです。
作品 Pasroke 31
こちらが作品「Pasroke 31」なのですが、よく見てみると直線の跡のようなものが見えると思います。
少しZOOMしてみましょう。
この直線の跡はマスキングテープを剥がした跡になります。
剥がして捨てるはずだったマスキングテープから生まれたベア。
時間の経過とともに劣化しやすい素材のため、我々と同じように限りがあります。
”時間”をテーマに作品を制作されている村田さんらしいアイデアだと思いました。
なお、こちらのテディベアは非売品となっております。
あらかじめご了承ください。
村田奈生子さんの展示「Planck time」は11月24日（木）までとなっております。
残り数日となりましたが、まだ購入可能な作品も一部ございます。
ぜひ、7galleryへお越しください！！
嬉しい来客 - 4人で記念撮影-
ところで、会期初日には、chignitta（チグニッタ）の笹貫さん、アーティストの下原さんが来てくださいました。
お二人はメタセコイア・キョウマチボリ・アートフェア2022の運営をされていて、そのアートフェアを通じて今回の展示が実現しました。
メタセコイア・キョウマチボリ・アートフェアって何？
同アートフェアは、これまでの「一等賞を決める様なコンペ型のフェア」よりも、応募者の才能、作品、クリエイションが広く様々な人と場所とにマッチングしていくことを目指しています。グランプリは無く、審査員賞のみ。審査員には優劣や順位を決めるためでは無く、新しい作家との出会いや発掘、そして出会った作家へ賞という形で、何かしらのコラボレーションをお願いしています。名前だけの賞では無く、作家の活動を後押しします。
笹貫さん、下原さん、ありがとうございました！
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電話番号 ➝ 075-221-8181（藤井大丸代表）
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水野