こんばんは。
7gallery(セブンギャラリー)の水野です。
関西は急に寒くなってきました。
京都も紅葉がひと段落しましたが、週末は日本人観光客で賑わっています。
すっかりコロナ禍という事を忘れてしまいそうになりますが、みなさま、どうぞお気を付けてお過ごしください。
さて、現在開催中の清水智裕さんの個展「現出」ですが、ドローイングの売れ行きが好調ということもあって、なんと作品を追加してくださいました。
ドローイングとは?
ドローイングとは、紙やキャンバスなどの平面に鉛筆やペン、クレヨンなどを使って描く技法のことです。スケッチやイラストレーション、コミック、マンガ、カットなど、様々な形態で表現されています。
改めまして清水さんのプロフィールをご紹介します。
清水智裕さん
2008年 東京藝術大学美術学部絵画科油画専攻卒業
<主な受賞歴>
2006年 「トーキョーワンダーウォール2006」入選
2016年 タグボートアートフェス「Independent2016」グランプリ
2019年 第14回タグボートアワード グランプリ
<主な個展・グループ展・その他>
2007年 個展「たべちゃいたいくらい。」(東京/トーキョーワンダーサイト本郷)
2011年 個展「Emerging Japanese Artist - Shimizu Tomohiro」(シンガポール/iPRECIATION Singapore)
2012年 個展「清水智裕展“道の向こうに見えるもの”」(東京/銀座三越)
2013年 個展「清水智裕特集“分離と沈澱”」(東京/銀座三越)
2014年 「YOUNG ART TAIPEI 2014」(台北/リージェント台北)
2015年 個展「惑星Qの定時連絡」(大阪/DMO ARTS)
「YOUNG ART TAIPEI 2015」(台北/リージェント台北)
2016年 個展「Wanderlust」(台北/pon ding)
2017年 「ART in PARK HOTEL TOKYO 2017」(東京/パークホテル東京)
2018年 「SICF19」(東京/スパイラル)
2019年 「TAGBOAT AWARD Selected Exhibition」(上海/Shun Art Gallery)
「Full Empty」(東京/阪急メンズ東京・タグボートギャラリー)
2021年 個展「ミカエル」(東京/KATSUMI YAMATO/無一物)
「Japanese Group Show」(フランス/Gallery JOYANA)
「手のひらの花火」(山崎聡子、短歌研究社)の装画を担当
おぼろげなイメージの断片が、地中から掘り起こされたばかりのような荒々しいかたちで、キャンバス上に現出する。見る者を奥へ奥へと誘うような作品世界が評価され、国内はもとより、台湾、シンガポール、フランスでも展示を行うなど、活動の幅は世界に広がっている。キャンバスを絵具で塗りつぶしてから、乾かないうちに布やヘラなどで少しずつ拭き取って形を表していく、という手法で作品を作っています。描くというよりは発掘に近いイメージです。
ドローイング以外の作品に関しては、先日のBlogで詳しくご紹介していますので、よろしければ合わせてご一読ください。
作品のご紹介
「行動」
「風向き」
「追伸」
この3枚の作品はクラフト紙に白いペンキを塗ったものを使用しています。
独特の雰囲気に仕上がっていますね。
クラフト紙って何?
クラフト紙とは、木材パルプを原料として作られた茶色い色合いの紙のことを指します。一般的に、クラフト紙は比較的厚く、丈夫で耐久性があり、折り曲げやすく、柔軟性があります。
清水智裕さん コメント
「いずれも表面が粗く、消しゴムを使うと余計に汚れが広がってしまうような描きにくい代物なのですが、そこをなんとか格闘しつつ、描いたり消したりを繰り返すことで、だんだんかたちが浮かび上がってくる、という描き方をしたいと思い、あえて滑らかなケント紙ではなく使いづらい紙を選びました。油彩作品が、絵具をすこしずつ拭き取りながら形を探していく、というやり方なのでドローイングもその発想に合わせた感じです。ドローイングでは色々と実験してみることが多いので、今回も方法を模索しながら行いました」
清水智裕さんの個展「現出」は12月22日までとなっています。
作品を直に見られるのは、あと数日です。
気になられた方はぜひ、7galleryへお越しください。!
お待ちしております。
画像をご覧になられて、気になる作品がありましたら、お気軽に7galleryまでお問い合わせください。
7galleryのメールアドレス→ 7gallery@fujiidaimaru.co.jp
電話番号→ 075-221-8181 (藤井大丸代表)
水野