“水野視点”

【7galleryのディレクターがオススメする機能美アイテム】 “水野視点” Vol.2

みなさん、こんばんは。

7gallery(セブンギャラリー)の水野です。

はじめに

僕のBlogでは、7galleryの最新の展示情報を記事にする事が多いのですが、今回の記事では僕が普段仕事や日々の生活で実際に使っていて、みなさんにもオススメしたいアイテムをご紹介したいと思います。

僕自身アートギャラリーの運営だけではなく、ファッションにも精通、オンラインショップの商品企画にも携わっており、著名な方々の審美眼に比べるとまだまだ足りないと感じますが、自分自身の美的感覚には多少の自信があります。

以下の記事は僕のプロフィールです。よろしければご覧ください。

前回の記事では、「自宅でアート作品を飾る際におすすめしたい!!機能美アイテム 5選」をご紹介しました。

実際に僕自身が使用しているモノばかりですので、説得力があるかと思います。

よろしければ、こちらの記事も合わせてご一読ください!

これからオススメしたいアイテムですが、ただ僕自身が使っているからという事だけでなく、「機能美」という点にもこだわっています。

前回の記事にも書きましたが、改めて「機能美」について触れたいと思います。

「機能美」って何?

機能美とは、機能的な面だけでなく、美的な価値も兼ね備えたデザインのことを指します。つまり、物事が持つ機能や性能が優れているだけでなく、それを見た人が美しさやエレガントさを感じることができるデザインを指します。

例えば…。

Apple社の製品 - Apple社は、製品の機能性とデザイン性を両立させることで有名です。iMacやMacBook、iPhone、iPadなどの製品は、優れた機能性と美しさを兼ね備えています。特に、iMacやMacBookは薄型で美しいデザインが特徴的であり、多くの人々から高い評価を受けています。

今回は、僕が自宅で実際に使っているキッチンアイテムをご紹介したいと思います。

おすすめしたい!!機能美キッチンアイテム 5選

柳宗理(やなぎそうり)のステンレスケトル 

みなさん、お湯を沸かす時にはどうされていますか?

電気ポットをお使いでしょうか?

僕も学生時代に一人暮らしをしていた際は、電気ポットを使用していた事があります。

保温をしてくれるので、とても便利な家電だと思いますが、一度にたくさんのお湯を沸かすには不向きかなと思います。

僕は結婚して家族が出来てからは、コチラの柳宗理(やなぎそうり)デザインのケトルをずっと愛用しています。

独特の安定感のある平べったい形をしています。

柳宗理(やなぎそうり)ってどんな人?

日本のプロダクトデザインの第一人者であり、日本を代表する工業デザイナーのひとりです。手がけた作品はキッチンウェアや家具だけにとどまらず、玩具やオブジェ、オリンピックの聖火台、トンネルの坑口、歩道橋など、多岐に渡ります。そのデザインは、機能美という用の美を追求し、独自の美意識を表現しています。柳宗理の代表作には、「エレファント・スツール」と「バタフライ・スツール」があります。ともに1950年代にデザインされ、60年以上たった今もなお製造販売されている家具です。その他にも、鉄のフライパンやカトラリーなど、日常生活に欠かせないアイテムを美しく機能的にデザインした作品が数多くあります。

実は僕はかなりの柳宗理ファンでして、東京の四ツ谷にあるYanagi-Shop(柳ショップ)にも何度も足を運んでいます。

ケトル以外のキッチンアイテムも多数所有しています。

ステンレスケトルは、とても美しいフォルムで、2013年にGOOD DESIGN賞を受賞しています。

GOOD DESIGN賞って何?

グッドデザイン賞は、日本の代表的なデザイン賞の一つで、日本産業デザイン振興会(JDP)が主催する、優れたデザインを表彰する賞です。シンボルマークの「Gマーク」とともに広く親しまれてきました。グッドデザイン賞は、製品、建築、ソフトウェア、システム、サービスなど、私たちを取りまくさまざまなものごとに贈られます。かたちのある無しにかかわらず、人が何らかの理想や目的を果たすために築いたものごとをデザインととらえ、その質を評価・顕彰しています。

ハンドルは、指や手首に無理な力を入れず、楽に注げるよう人間工学に基づいてデザインされています。

人間工学って何?

人間工学とは、人間の身体的、生理的、心理的特性や能力を考慮し、それらを最大限に活用して作業や設備、製品などを設計する学問です。人間工学はエルゴノミクス(Ergonomics)とも呼ばれます。例えば、パソコンやスマートフォンなどのデバイスの設計においては、人間工学的な観点から、文字の大きさや色の明度、キーボードの配置などが考慮されています。

コチラのケトルは一回で2.5リットルのお湯を沸かす事ができるのですが、満水の状態でコーヒーやお茶を飲む際に注いでも、めちゃくちゃ安定します。

とても2.5リットルを片手で持っているとは思えません。

口が広く、給水しやすいのも特徴の一つです。

細かな点もとても計算されています。

例えば、蒸気穴が蓋の側面についているので、ハンドルに蒸気が当たって熱くなることがありません。

電気ポットから、やかんに買い替えを考えている方、また、やかん自体の買い替えを考えている方は、ぜひコチラのケトルを使ってみてください。

ツヤありの「ミラー仕上げ」もあるのですが、細かな傷等を気にせずに洗う事が出来る「つや消し」タイプの方が個人的におすすめです。(僕が使用しているのもつや消しです)

コチラのやかんを使う事で…。

口が広いため、やかん内部にも手が届きやすく、日々の手入れが簡単でストレスを感じません。やかん自体をいつも清潔な状態に保てます。

やかんの底面が広く、お湯が早く沸くので、忙しくてバタバタしている時にも活躍します。

やかん自体が美しいデザインなので、使用後も片付けなくて大丈夫です。キッチンに置きっぱなしでも様になります。

あくまで個人的な感想ですが、僕は「やかんが行き着いた究極の最終形態」と思っています。(いや、これマジですから)

柳宗理(やなぎそうり)のカトラリー

コチラのアイテムも柳宗理デザインのものになります。

一番右の持ち手が黒い物は違いますが、他は全てカトラリーです。

カトラリーって何?

カトラリーとは、料理や飲食物を口に運ぶ際に用いる道具の総称です。一般的には、ナイフ、フォーク、スプーンの3つを指しますが、その他にも箸、コーヒースプーン、デザートフォークなど、用途によって形状や大きさが異なる種類があります。

左から2番目がアイスクリームスプーン

僕が特にお気に入りなのは、コチラのアイスクリームスプーンです。

このスプーンのすごいところは、平らにデザインされた先端で、カップアイスを最後まで綺麗に食べられる事です。(普通のスプーンだと底の方がなかなかすくえなくて、イライラしませんか?あっ!しない?僕だけ⁇)

口辺りもやさしく、とても滑らかです。

実際に使ってみてください。本当に驚きます。

スイーツに興味がほとんどない僕ですが、カップアイスは夏によく食べており、我が家には欠かせないアイテムです。

価格もお手頃なのも嬉しい!

コチラのスプーンを使う事で…。

カップの底の方までしっかりアイスをすくいあげる事ができるため、最後までストレスなく、おいしく完食できます。(柔らかいヨーグルトやプリンも同様です)

平らにデザインされた先端が子供の口にもフィットするため、幼い子供に料理を食べさせる時にもこぼれません。服も汚すことがほとんどありません。(我が家では薬を飲ませる際にも使用しています)

柳宗理(やなぎそうり)のステンレストング(穴あき)

コチラのアイテムも柳宗理デザインのものになります。

一番左のアイテムです。

穴なしも持っていますが、我が家では特にこの穴あきを重宝しています。

パスタや揚げ物など、汁や油を切りたい時に最適です。

子供の弱い力でも掴みやすいようデザインされています。

コチラのトングを使う事で…。

大皿に入れたパスタやサラダを取り分ける際にも使用でき、とても便利です。(シンプルでとても美しいフォルムですので、食卓にそのまま出しても様になります)

ステンレス一体整形で継ぎ目が無いため、綺麗に洗えます。トング自体をいつも清潔な状態に保てます。

弱い力でしっかりグリップできるため、小さなお子様でも使用できます。(盛り付けのお手伝いをしてもらえます)

Zwilling ツヴィリング 「ツインフィン マルチパーパスナイフ 」

Zwilling (ツヴィリング)はドイツで誕生し、今では「刃物のまち」として知られる日本の岐阜県関市でも製造を行っているキッチンメーカーです。

ドイツ語で「双子」を意味し、「TWIN」の愛称でも親しまれるZwilling (ツヴィリング)。

1731年の創業以来、双子マークのロゴが世界的に知られています。

我が家ではコチラのナイフを愛用しています。

双子マークはこんな感じ。

人間工学に基づいたハンドル設計で、どのように握っても、快適なグリップが得られる非対称ハンドルが特徴です。

実際に使ってみると、とても持ちやすく、大した力を入れなくても、野菜や肉を簡単に切る事ができます。

また、一見ずっしりと重量があるように見えますが、とても軽くて女性の方でも扱いやすくなっています。(妻談)

まさに機能とデザインが融合したアイテム。

※ただし、1点だけ注意が必要です。切れ味がとてもすごいので、ケガにだけはご注意ください。

コチラの包丁を使う事で…。

大した力を入れなくても簡単に肉や野菜が切れるため、料理自体がとても楽しくなります。

ブレードからハンドルまで全てをステンレスで一体成形にしたデザインのため、使用後も洗いやすく、包丁を清潔な状態に保てます。

包丁自体が軽く、ハンドルも人間工学に基づいたデザインのため、切る作業で疲れません。よって、料理以外の家事に向けて体力を温存できます。

抜群の切れ味を保つために、僕はコチラも定期的に使用しています。

マーナ (marna) 立つしゃもじ

コチラのしゃもじは、革命的なしゃもじといっても過言ではありません。

僕は「進化系しゃもじ」と紹介したいくらいですね。

だって、しゃもじなのに立っていますからw

別の角度から。

立ち姿(?)もとても美しく、スタイリッシュなデザインです。

実際、2009年にGOOD DESIGN賞を受賞しています。

柄の部分をアップしてみると、底が広くなっています。

だからきれいに立つんですね!

また、立体的になっているため、力が入り、握りやすい形にデザインされています。

さらに、ヘラ面が特殊エンボス加工をされており、ボツボツが米粒にあたり米粒が転がることで、でんぷん糊ができにくく、お米がくっつきにくい仕様になっています。

特殊エンボス加工って何?

特殊エンボス加工とは、印刷物やパッケージなどに、凹凸のある立体的な表現を与える加工方法の一つです。通常のエンボス加工は、紙やプラスチックなどの表面に、凹凸を付けることで立体感を表現しますが、特殊エンボス加工は、より複雑な凹凸を付けることができます。

しゃもじ自体も、剥離製の良いTPX樹脂を使用する事で、さらにお米がこべりつきにくくなっています。

特に炊き立てのご飯は粘り気があって、従来のしゃもじを使用した場合、こべりつく事が多かったのですが、このしゃもじは全くお米がつきません。

TPX樹脂って何?

TPX樹脂は、日本のトーキン株式会社が開発した高性能プラスチックであり、商標名として使用されています。ガラスに匹敵する高い透明性を持ち、高温環境下でも優れた耐熱性を持ちます。また、成形や加工においても自由度が高く、複雑な形状も作りやすいという利点があります。

実際に、擦りガラスのように美しい外観に仕上がっています。

まさに機能美アイテム!

コチラのしゃもじを使う事で…。

自立するため、従来の水に浸けっぱなしのしゃもじと違い、衛生的に使えます。

お米がこべりつきにくいため、使用後のお手入れが簡単です。すぐに乾くため、清潔な状態に保てます。

フチが薄いため、炊きあがったばかりのお米をつぶしにくく、サクサクすくえます。よって、ご飯を美味しく食べることができます。(実際に僕はこのしゃもじを買ってから、さらにおいしくご飯を食べる事ができています

自立するため、収納スペースを取りません。

結論

機能美キッチンアイテムは、見た目だけでなく機能性にも優れているアイテムで、使うことで様々なメリットがあります。

料理がスムーズに進む。

使いやすさにこだわって作られているため、料理の進行がスムーズになります。結果的に作業の時短に繋がります。

美味しく仕上がる

使いやすさだけでなく、調理の結果にもこだわって作られているため、結果的に料理の精度を高めることができます。

お手入れが簡単

素材や形状にこだわって作られているため、お手入れが簡単です。

長持ちする

素材や作り方にこだわって作られているため、長持ちします。また、デザイン性も考慮されているため、長年使用しても飽きることがありません。

良いデザインで食卓を彩ることができる。

美しく洗練されたデザインのため、料理を盛り付ける際にもおしゃれな印象を与えることができ、テーブルコーディネートが一層華やかになります。

ご紹介したアイテムの商品レビューがどれも高評価なのは、それを裏付けていると思います。

今回の記事では、おすすめしたい!!機能美キッチンアイテム 5選という形でご紹介しましたが、今後も様々な分野の機能美アイテムを “水野視点”でご紹介していきたいと思います。

水野

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