みなさま、こんばんは。
7gallery(セブンギャラリー)の水野です。
はじめに
突然ですが、今年はワールドカップイヤーですね!
サッカーが大好きな僕はワールドカップを楽しみにしていますが、先日、一足先にサッカー観戦に行ってきました。
奈良クラブ vs 鈴鹿ポイントゲッターズ
奈良クラブとは?
日本の奈良市、三郷町を中心とする奈良県全県をホームタウンとする、日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)に加盟するプロサッカークラブ。現在J3
僕は奈良在住のため、奈良クラブを応援しているのですが、相手チームの鈴鹿ポイントゲッターズの11番には敵味方関係なく、声援が送られていました。
レジェンドと呼ばれるあの方です。
三浦知良選手こと、カズ選手です。
最年長プロサッカー選手であると同時に、Jリーグ発足当時からプレーを続ける唯一の現役選手です。
試合は引き分けでしたが、カズ選手のプレーを間近で観ることが出来て、とても楽しかったです。
村田奈生子(むらたなおこ) 個展 “Planck time”
今回の記事では、現在開催中の展示について書こうと思います。
展示のテーマの “Planck time”(プランク時間)とは、時間の最小単位を表す単位です。
この時間よりも短い時間は存在しないとされています。
【ステートメント】
当たり前に存在する目の前のことが「かつての…」と呼ばれる日はそう遠くない。
全てのものは時間の経過により遅かれ早かれ形を失い、いずれは未来の遺物となる。
巨大な丸が無音で回転しながら何もかもを飲み込んでいくシーンをイメージしては意味を見出せなくなるも、時間という無形物の集積に対する愛おしさは年々膨らむばかりである。
過去の出来事は記憶を介してズレたりブレたりしながら重なり、今を複雑にかたちづくる。
他者の記録の断片やストロークを頼りに、具象と抽象間を行き来し再構築の末現れる形は、意識した途端、既に背後にいるこの瞬間そのものと重なってみえる。
一方向に真っ直ぐ伸びる線の先、将来、形なき遺跡となろう儚く脆い時間層を、確かに存在した証として、ここに描き留めておきたい。
村田奈生子(むらたなおこ)さん プロフィール
コラージュを基に、時間をテーマとしたアクリル画を制作しています。
【略歴】
2006 京都精華大学芸術学部造形学科日本画専攻卒業
2022
norm Art & design Festival 2022/ W OSAKA
メタセコイアキョウマチボリアートフェア出展/BYTHREE(水野智弘審査員賞、井浦歳和レコメンド選出)
2021
UNKNOWN ASIA 2021 TEZUKAYAMA GALLERYブース出展
個展「- ing」/Art Spot Korin
TAGBOAT AWARD 入選者グループ展/CUBE 1,2,3
グループ展「40+ARTISTS FIRST EXHIBITION」/JITSUZAISEI
グループ展「WHEREABOUTS」 /TURNER GALLERY
2020
グループ展「FOCUS -Four painters-」/TEZUKAYAMA GALLERY
2019
個展/アトリエ三月
UNKNOWN ASIA 2019(松尾良一審査員賞、 長森大介レビュアー賞)
個展/ギャラリー林
3331 ART FAIR/東京3331Arts千代田
2018
UNKNOWN ASIA EXTRA 2018/ダイビル本館
UNKNOWN ASIA 2018(中島麦/原康浩/木村博行/松尾修平レビュアー賞)
2016
グループ展「アクリル絵の具の色 現代の色彩」/サクラアートミュージアム
2015
TAGBOAT AWARD 入選者グループ展/IID 世田谷ものづくり学校
展示開催に至った経緯
実は今年の夏に開催された大阪発のアートフェア「メタセコイア・キョウマチボリ・アートフェア 2022」に審査員として参加させていただいたのですが、455組の出展クリエイターの中から、村田奈生子さんを審査員賞として選出させていただきました。
メタセコイア・キョウマチボリ・アートフェアって何?
同アートフェアは、これまでの「一等賞を決める様なコンペ型のフェア」よりも、応募者の才能、作品、クリエイションが広く様々な人と場所とにマッチングしていくことを目指しています。グランプリは無く、審査員賞のみ。審査員には優劣や順位を決めるためでは無く、新しい作家との出会いや発掘、そして出会った作家へ賞という形で、何かしらのコラボレーションをお願いしています。名前だけの賞では無く、作家の活動を後押しします。
審査員コメント
その後、話が順調に進みまして展示を開催する事になりました。
展示作品のご紹介
(左)「寄-Yori」(右)「縫-Nui」
左の作品「寄-Yori」をZOOMしてみましょう。
「続-Tsuzuki」
今回の展示のメインビジュアルになっている作品です。
(左)Pastroke30 (中央)Pastoroke29 (右)Pastoroke31
左の作品「Pastoroke30」をZOOMしてみましょう。
よく見ると数字のような文字が見えると思います。
実はカレンダーの日付を切り刻み、組み合わせて下地を作り、ステンシルで再現しています。
ステンシルとは?
ステンシルとは、画材や紙に穴を開けた模様板を当て、スプレーなどで塗料を吹き付けることで模様や文字を描く技法です。文字やロゴの印刷、壁画やグラフィティアートなどに利用されます。また、アート作品だけでなく広告、看板、インテリアデザインなど、多くの分野で使用されています。
上段(左)Pastoroke34 (中央)Pastoroke35 (右)Pastoroke36
下段(左)Pastoroke37 (中央)Pastoroke33 (右)Pastoroke32
これらの作品も同じ数字のシリーズです。
最後に
今、この瞬間はあっという間に過去になっていって、誰にも止めることは出来ないです。
村田奈生子さんの作品は、誰にでも平等でいて、身近な時間について深く考えさせてくれます。
展示はまだ始まったばかりです。
ぜひ、村田奈生子さんの個展 “Planck time” にお越しください。
お待ちしております。
作品に関するお問い合わせはお気軽にどうぞ。
メールアドレス ➝ 7gallery@fujiidaimaru.co.jp
電話番号 ➝ 075-221-8181(藤井大丸代表)
水野